「Strength (強み)」
「Weakness (弱み)」
「Opportunity (機会)」
「Threat(脅威)」
の順文字からとった名称です。
具体的には「外部環境 (External origin)」 と 「内部環境(Internal origin)」を行に、「助けになる要素(Helpful)」と「妨けになる要素(Harmful)」を列に置き、4つのカテゴリーで要因分析します。
SWOT分析の各項目を解説すると下記の通りです。
強みを活かした戦略を検討する参考情報とします。
技術力の高さや長年の運用経験などが当てはまります。
機会と混同しないように注意してください。なぜユーザーが自社のサービスや商品を利用用してくれるかということのヒントになります。
弱みを克服して組織を強化したり、弱みが悪影響にならないような戦略を検討したりする上での参考情報となります。
コストやリソースで足りていない部分など、白社が苦手とする部分を抽出します。
政治·市場の変化に競合他社の動きも対象としてください。どれほど小さなことでもチャンスとなりうる要因として、1つでも多く抽出します。
自社の強みを打ち消す危険性や弱みが深刻になる環境の変化や、競合他社の動きを分析します。脅威もなるべくすべて抽出します。
なお、SWOT分析では、次のことに注意してください。
●外部の「機会·脅威」と内部の「強み·弱み」を混同しないこと。
SWOT項目は状況を説明するものです。
この誤りは「機会」の分析に関して、特に発生しがちです。
将来の見通しや未来のビジョンを入れてはいけません。
クロスSWOT分析(TOWS analysis)
SWOT分析で挙げすた項目は「状況」であり、実際に使える分析結果ではありません。
さらに、
「クロス SWOT分析(TOWS analysis)」を行い、該当事業の戦略として落とし
●積極化戦略:自社の強み×チャンスとなる機会(usestrength maximize opportunities)
自社の強みを使って機会を活かす積極化戦略を検討します。
自社の優位性を高める、追い風に乗った戦略の採用が有効です。
●差別化戦略:自社の強み×脅威(use strength
minimize threats
自社の強みで脅威による悪影響を切り抜ける施策を検討します。
脅威を避け、場合によっては機会として活かすことを考えます。
脅威を逆手にとる、競合他社との差別化ポイントを探ります。
●段階的戦略:自社の弱み×チャンスとなる機会
(minimize weaknesses seize opportunity
機会を活かすために、自社の弱みを補強する方法を考えます。段階的に弱みを改善してチャンスを取り逃がさないようにする施策になります。
具体的には、弱みを理解しつつビジネスチャンスを逃さない新規参入か、特に参入せずに様子を見るか「機会損失を起こさない」判断を行ってください。
●専守防衛·撤退:自社の弱み×脅威(minimize weaknesses avoid threats)
自社の弱みを理解し、脅威による影響を避ける、もしくは最小限にすることを考えます。徹底的に防衛集を図るか、事業そのものを撤退するのかの判断が必要です。
最悪の結果にならないように避けなければならないこにとを検討してください。
SWOT分析は、項目の洗い出しだけでは意味がないので、当初の目的として掲げた具体的なところがまとまるまで、しっかりと議論してください。